グリーンバード新宿が西早稲田商店会エリアで毎月第1日曜を定例の活動日として行う清掃活動に3月7日、ベストオブミスが協力して早稲田通りの清掃活動を行った。
清掃活動を行うベストオブミス東京代表とファイナリストの皆さん その1
グリーンバード新宿は、NPO法人グリーンバードの新宿チームとして2014(平成26)年4月に活動を開始。「きれいな街は、人の心もきれいにする」をコンセプトに区内で定期的な街の清掃活動を行っている。初代チームリーダーは乙武洋匡(ひろただ)さん。早稲田大学周辺でも清掃活動を行っているが、現在は新型コロナの影響で一時中断している。
ベストオブミスは「ミス・ユニバース・ジャパン」「ミス・グランド・ジャパン」「ミス・ユニバーシティ」複数の世界的ミスコンテストの合同地方代表選考会。 清掃には「ミスグランドジャパン2020」東京代表の若林ありかさん、「ミスユニバーシティ2020」東京代表の佐藤玲那さん、「2021ベストオブミス東京大会」のファイナリストから15人が参加した。
参加者はグリーンバードが用意する緑色のビブスを着用。新型コロナウイルス感染症対策として、事前申込制で、ガイドラインの周知をした上、手指消毒、検温を行った。手袋を着用し、ごみ拾いに用いる火箸やごみ袋などを手にして、西早稲田商店会が管理する「源兵衛子育地蔵尊」を出発した。
学生や地域住民、西早稲田商店会のメンバーも参加し、明治通り方面と西早稲田交差点方面の二手に分かれ、歩道や生け垣、街路樹、排水口に捨てられたごみや吸い殻を拾うなどの活動を行った。「源兵衛子育地蔵尊」に戻った後は、ごみの分別を行った。
若林さんは「ごみ拾いをしていると、地域の方々や通行人の方々も興味を持ってくださり、ごみ拾いは、社会貢献だけではなく、一つの発信力となるとを知ることができた」と振り返った。
佐藤さんは「本日、拾ったごみの中で、たばこの吸い殻が一番多く、指定喫煙所で吸うこと、また吸い殻を各自で後始末することが重要だと改めて思った」と呼び掛けた。
伊藤さんは「東京代表、ファイナリストの皆さまは、美意識が高いことはもちろんだが、心もきれいだからこそ街をきれいにしていただくことができた。若い女性が商店会活動などの地域活動に参加する機会は非常に少ない。商店会の皆さまも記念撮影をしたり、地域の店を紹介したりして、とても楽しそうに交流していた」と振り返る。
「グリーンバード新宿チームでは、地域活動を楽しむきっかけづくりに取り組んでいる。東京代表、ファイナリストの皆さま以外にも、早大生や新宿区在住の高校生が参加していたが、引き続き若い世代が地域活動に興味を持ってくれるような企画を実施していきたい」と意気込む。