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早大生向け情報誌「Milestone Express」 コロナ禍乗り越え、早稲田のリアル届ける

「Milestone Express 2021」の発売日に店頭販売を行う文禄堂早稲田店の書店員の皆さん

「Milestone Express 2021」の発売日に店頭販売を行う文禄堂早稲田店の書店員の皆さん

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 早稲田大学の出版サークル「早稲田大学マイルストーン編集会」が発行する早大生向けの総合情報誌「Milestone Express 2021」が3月11日に発売された。

芳林堂書店高田馬場店で天井まで平積みされた「Milestone Express 2021」と担当する書店員の大内学さん

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 早大生へのアンケートなどを基に授業やサークル情報などを掲載する「Milestone Express」。今年のキャッチコピーは「マイルから、早稲田のいつもを。」。昨年はイレギュラーなことだらけだった大学生活だが、今年も変わらずに早稲田のリアルを届けようとの思いを込めた。

 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、対面でのサークル活動を自粛し、オンラインでのやり取りしながらの制作となった。例年は学内にブースを設置して登録情報を受け付けていたが、サークル登録をLINE@で、科目情報、飲食店情報、ゼミ情報をGoogleフォームで収集した。

 昨年8月末から科目別の授業情報の募集を開始し、11月からはゼミ、サークル情報の募集を始めた。6357科目の授業情報、607のゼミ情報、625のサークル情報を掲載し、オンライン授業に対応した科目情報も新たに掲載する。今年の巻頭インタビューには、スポーツ科学部卒で「キングオブコント2018」で優勝したハナコ・岡部大さんが登場する。

 早稲田大学周辺の飲食店をまとめた小冊子「EXPO2021」も別冊として添付する。ワセメシ=150店舗、ラーメン・油そば=69店舗、カフェ=85店舗、飲み屋=77店舗を紹介する。「コロナ禍で奮闘する飲食店の力に少しでもなれれば」という思いで制作したという。

 「Milestone Express」が早稲田大学周辺の書店に山積みされる風景は春の風物詩となっている。早稲田大学近くの「文禄堂早稲田店」(新宿区馬場下町)、高田馬場駅前の「芳林堂書店高田馬場店」(高田馬場1)では例年のように発売日に店頭販売を行った。「成文堂早稲田正門前店」(西早稲田1)や「NENOi」(西早稲田2)、「居酒屋もちだ」(西早稲田3)などでも販売する。価格は600円。

 昨年まではAmazonで通信販売を行っていたが、今年からは書泉オンラインショップ、菊屋書店のみの予約・郵送販売に切り替えた。3月31日まで注文を受け付ける。別途送料が必要。

 「Milestone Express 2021」編集長の植木潤さんは「2020年度は、私たち早大生の日常が一変した年。感染拡大防止のため、キャンパスでの授業やサークル活動が制限され、新入生を含む多くの早大生が『早大生』としての生活を送ることができない日々が続いた」と振り返る。

 「そんな中、制作を開始した『Milestone Express 2021』は、活動のほとんどをオンラインで実施したため、例年とは異なるさまざまな困難にぶつかった。それでも多くの早大生や早稲田を愛する関係者の皆さまのご協力によって、本誌を発行することができた。2021年も本誌が早大生にとって大学生活の一助となれば、それに勝る喜びはない」と話す。

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