西早稲田の「居酒屋もちだ」(新宿区西早稲田3)がご当地ソング「We Love Western Waseda」を4月22日、発表した。
西早稲田のご当地ソング「We Love Western Waseda」の歌詞
居酒屋もちだは、戦前から続く「もちだ酒店」の倉庫を改装し、同店の元バイトで早大OBの店主・清武大貴さんを中心に2019年にオープンした店。「地域×学生×OBOGの憩いの場」をコンセプトに、幅広い客層で知られる。
居酒屋もちだと同じビルにテナントで入る音響スタジオや映像、音楽などの制作を行うアクト・ワンの松谷聡達社長と清武さんが意気投合し、楽曲制作をすることになった。アクト・ワンで音楽制作などを行う山元浩二さんが楽曲制作を担当した。
山元さんは「西早稲田は昭和の雰囲気が残る街。店で隣の人と話して知り合える温かさがある。地元だけでなく、さまざまな地域の出身者が集まって、それぞれを尊重して共感できるのも特徴。人情味あふれる街の魅力を伝えたいと思った」と話す。
曲名は地名の「西早稲田」から「Western Waseda」、ジャンルは「Western」のキーワードからカントリーロックに仕上げた。歌詞は清武さんや早大生で居酒屋もちだでアルバイトをする山﨑愛里紗(崎はたつさき)さん、せいなさんらも一緒に考案。バンド名は「The Mochidars」。学生、商店主、地元の会社のコラボレーションとなった。
楽曲の1番はつらい気持ちになった社会人が西早稲田に帰ってくるストーリーを、2番は地元のランドマークを紹介し、街の魅力を訴求する内容にした。間奏には早大の校歌のオマージュも盛り込む。山崎さんは「東京で初めて過ごす街が西早稲田だった。東京は人との関係が希薄だと思っていたが、実際は初対面の人とも仲良くなれる街だった。多くの人にそのことを知ってもらえれば」と話す。
清武さんは「下町感のある西早稲田を知ってもらい、新型コロナが収束したらいろんな人に来てもらいたいという思いで曲を作った。街おこしの一つの材料として、商店街などのイベントでも使ってもらえるようにしていきたい」と意気込む。
Apple Music、LINEミュージックなどの各種音楽配信サービスで配信するほか、居酒屋もちだではCD(限定100枚、500円)も販売する。