コーヒー店「こはぜ珈琲(コーヒー) 早稲田店」(新宿区西早稲田1)が講談師の神田松麻呂さんを迎えて9月2日、講談会を開いた。
夏の夜に行う松麻呂さんの講談会は続き3年目。今年は「祐天吉松」の5回連続読みを含む講談会を毎週水曜、7週連続で行っている。
「祐天吉松」は、元経師屋の主人公、吉松が貧困や仲間の裏切りにより追い詰められながらも、弱者を助け自らを陥れた悪党たちに筋を通して復讐(ふくしゅう)を遂げるピカレスクロマン。5週目のこの日は、枕で早稲田の名物ワセメシ店の定食を食べた話などご当地ネタを披露した後、「祐天吉松」の第3回に入った。
松麻呂さんは「講談には近年演じられていない演目がたくさんあり、そういう演目を選んでいる。『祐天吉松』も珍しい出し物で、お客さまも次はいつ聞けるか分からない。あと2週、気を抜かないでやりたい」と話す。同店で今冬の講談会と来年夏の連続講談会の開催も決まっており、「この空間が好き、早稲田のまちが好き、大好きな場所で来年も新しい連続ものを披露したい」と意気込む。
店主の谷川隆次さんは「年々、松麻呂さんの迫力がすごみを増している。前回までのあらすじも説明されるので、初めての方も体験してもらえたら」と呼びかける。
残りの開催日は9月9日、16日。いずれも19時開演。料金は2,000円。