新宿区立鶴巻図書館(新宿区早稲田鶴巻町)が、職員手作りのキャラクター「つるさん」と「みたらし」を投票イベント「ゆるバース2026」にエントリーした。
「ゆるバース」は全国のゆるキャラの日本一を決めるイベント。「自治体や企業などの団体に所属していること」「ご当地マスコットキャラクターとしての活動実績があること」などを条件に募集する。今年は、前身となる「ゆるキャラグランプリ」から15周年の記念として開催し、現在オンライン投票を受け付けている。
「つるさん」は、2020年秋に創刊した同館の館報「つるさんのおたより」に主任の伊藤多穂さんが描き添えたツルの挿絵が元。郵便配達員をイメージして赤い帽子をかぶり、巻物を入れたかばんを持つツルが自然にキャラクター化したといい、毎号に登場するほか館内の案内やSNSでの広報を担っている。
伊藤さんは「前館長の発案で館報を発行することになり、編集チームの一員として自宅で名称を考えていた時に、母親が発した『鶴巻の便りだからつるさんのおたよりでいいんじゃないの』という一言が採用された。その館報の名称がそのままキャラクター名になった」と振り返る。
「みたらし」は、「『つるさん』には友達キャラはいないの?」「イベントのアテンド役に別のキャラクターがいてくれたら」などの同僚の声を受けて、2025年に伊藤さんがタンチョウヅルのひなをイメージして誕生させたキャラクター。名前は、たくさんの人に知ってもらい、かわいがってもらいたいという思いで利用者から公募した。約1カ月の募集期間内に219件のアイデアが寄せられたという。
「つるさん」と「みたらし」は、職員手縫いのぬいぐるみ、アクリルスタンド、缶バッジ、手拭い、図書カードに似せたカードなどに採用され、イベント参加者への配布物などにも使う。インスタグラムでは「つるさん」と「みたらし」の日常を通して、鶴巻図書館周辺の公園など、お薦めスポットを紹介する「つるさんぽ」を不定期連載している。
伊藤さんは「館報に描いたキャラクターが、同僚や利用者の皆さんに育てられて成長しているということが何よりうれしい。ここまできたら、もっといろいろな人に知ってほしい。今回のイベントへのエントリーで全国的にも知名度を上げたい。投票してもらえたら」と笑顔を見せる。
オンライン投票は10月3日まで。