早稲田大学の学園祭「早稲田祭2019」の公式マスコットキャラクター「わせだサイくん」が7月1日に登場してから約2カ月がたった。
早稲田大学のオープンキャンパスで実施した「ワセダサイダー」の企画
「わせだサイくん」は、サイをモチーフにしたキャラクター。11月2日・3日に開催される「早稲田祭2019」の話題づくりや公式SNSアカウント以外の広報手段の確立、親しみやすさを伝えていきたいなどの目的で、公式キャラクターを作った。「早稲田祭2006」に登場した公式マスコットキャラクター「わせだサイ君」のリバイバルで、「角や体の色を引き継ぎ、より現代風にアレンジした」という。
わせだサイくんがときめく言葉は、早稲田祭の例年の来場者数として公表している「約18万人」。好きな食べ物は「野菜とサイコロステーキ」で、誕生日は3月1日と「サイ」が含まれるキーワードをちりばめた。最近の悩みは彼女ができないことで、未婚で結婚を焦る36歳という設定だったが、後からサイの平均寿命が約40年ということが判明するというほほ笑ましいエピソードも。ツイッターの投稿では発言の最後を「ツノ」や「サイ」で統一し、親しみやすさを訴求する。
わせだサイくん誕生記念キャンペーン第1弾として、早稲田大学内や高田馬場・新宿・渋谷・池袋での公式うちわ配布に併せて7月8日から、ツイッターで「早稲田祭2019公式うちわ運動 大喜利キャンペーン」を実施。「こんな公式マスコットキャラクターはいやだ」というお題に対し、「#わせだサイくん」のハッシュタグを付けてツイートされた内容を、同祭公式サイト特設ページにまとめて掲載した。ツイートには、わせだサイくんが多数回答した。
8月3日・4日に開催された早稲田大学のオープンキャンパスでは、早稲田祭運営スタッフが毎年販売しているオリジナル炭酸飲料「ワセダサイダー」とコラボ。ラベルのQRコードから専用カメラを読み取り、ラベルに描かれているわせだサイくんにかざすとAR(拡張現実)により、飛び出す「わせだサイくん」のスクリーンショットをツイッターに投稿できる企画を実施した。用意した「ワセダサイダー」約2000本を完売した。
今後は9月16日に早稲田キャンパスで開催される「早稲田地球感謝祭」でわせだサイくんのトントン相撲の企画や、「わせだサイくんの森」に住んでいるという設定から早稲田祭当日にディズニーランドの「隠れミッキー」のような演出、公式グッズの制作などを検討している。
キャラクターを企画した早稲田祭2019運営スタッフの來山千紘(きたやまちひろ)さんは「多くの人に親しみをもってもらえるよう、早稲田祭2019当日まで頑張っていきたい。昨年登場した慶応大学の学園祭『三田祭』の公式マスコットキャラクター『みたぬき』をはじめ、他大学の学園祭のキャラクターなどとコラボできるとうれしい。引き続き、『わせだサイくん』の活躍に期待していただければ」と意気込む。