早稲田大学の「早稲田大学歴史館」(新宿区西早稲田1)の来場者数が1月20日に10万人、「早稲田スポーツミュージアム」(新宿区戸山1)の来場者数が1月23日に2万人をそれぞれ達成した。
リオ・オリンピック、パラリンピックの出場選手がサインしたワセダベアのTシャツ
両施設は「坪内博士記念演劇博物館(エンパク)」「會津八一記念博物館」に加え、同大が推進する「キャンパスミュージアム構想」の一環として開設。「早稲田大学歴史館」は2018(平成30)年3月にオープン、同大の歴史(過去・現在・未来)に関する資料や情報を展示する。常設展示エリアの「久遠の理想」「進取の精神」「聳(そび)ゆる甍(いらか)」に加え、これまで企画展示ルームでは10の企画を展示してきた。
「早稲田スポーツミュージアム」は2019(平成31)年3月、同大戸山キャンパスの早稲田アリーナ内にオープン。選手が実際に使用したユニホームや映像コンテンツなど、早稲田の学生スポーツの歴史を展示する。44ある体育会の各部を入れ替わりで展示するほか、企画展示エリアも設ける。羽生結弦選手のスケートシューズを展示した際は、多くのファンが訪れ、話題になった。
早稲田大学歴史館は、開館から1カ月後の2018(平成30)年4月20日に来場者1万人、同10月に4万人を達成。10万人目となった学生に、同大創設者の大隈重信がメロンを栽培していたことから、同館のミュージアムショップで販売しているマスクメロンを進呈した。
早稲田スポーツミュージアムは昨年の7月に来場者1万人を達成。2万人目となった学生に、早稲田大学のマスコットキャラクター「WASEDA BEAR(ワセダベア)」のぬいぐるみ「ぷくぷくワセダベア」を進呈した。さらに2万人突破記念として、2月には来場者先着222人に「ワセダベアシール」を進呈する。
早稲田大学文化企画課の小川薫さんは「『早稲田大学歴史館』と『早稲田スポーツミュージアム』は、2月の入試期間中も開館している。受験生の保護者の方にもぜひご覧いただければ。これからもより多くの方に来館していただけるよう展示などを工夫していきたい」と話す。
両館とも開館時間は10時~17時。入場無料。休館日は両館のホームページで確認できる。