元常連客らが手掛ける復活プロジェクトで7月4日にオープンした、激辛エスニックカレー専門店「早稲田メーヤウ」(新宿区西早稲田2)が、レトルトカレーを開発、「激辛チキンカリー」をクラウドファンディングで先行販売を行う。
「早稲田メーヤウ」 高岡豊さん、高橋忍さん、石川ゆうみさん、高師雅一さん(左から)
1997(平成9)年の開店以来、早大生をはじめとする多くのファンから支持を受けた「メーヤウ早稲田店」。2017(平成29)年の突然の閉店から3年後の今年7月に元常連客への事業継承により「早稲田メーヤウ」として店舗が復活した。
店舗開店のために行ったクラウドファンディングは、開始当日に目標金額を達成し、最終的に312人の支援により427万9,110円の資金を集め285%の達成率を記録している。
現在は、新型コロナウイルス感染症対策として、店舗ではテークアウト販売のみを行っているが、週3日の営業日には、約100食用意するカレーが早い日は開店から1時間半足らずで売り切れるという。
同店では、通販サイトで冷凍カレーの販売も行っているが、店舗で製造、パッケージ、冷凍、配送まで全てをスタッフの手で行うため十分な量が用意できず、通販サイトに出しても1時間足らずで売り切れてしまい入手しにくい状態が続いている。
運営者の高師雅一さんは「狭い店舗内で手作り冷凍には数に限りがある。また消費者側も受け取りや冷凍スペースの確保など不便が生じる。レトルトにすれば生産量を確保でき多くの需要に応え、新規のお客さまが手に取る機会も増える。より多くの皆さんにメーヤウの味を楽しんでいただくために、賞味期限が長く、同時にたくさん作ることができるレトルトカリーの開発を決意した」と話す。
「激辛チキンカリー」の販売開始に先立ち行うクラウドファンディングの出資者へのリターン品は、「超早割 新商品!メーヤウレトルトカリーお試し2個セット」(3,000円)、レトルトカレーと冷凍カレーをセットにした「超早割 お試しカリー3種食べ比べセットに特製プリックナンプラー付き」(4,300円)などのほかに、「makuake限定のメーヤウTシャツ2枚セット!」(12,000円)など9種類を用意する。目標額は30万円。募集締め切りは10月30日18時。
高師さんは「スタッフとお客さまの健康を第一にするポリシーに妥協することなく、店内での飲食は、コロナ禍が収束するまでは行わない。疲れた時、刺激が欲しいとき、そんなときに気軽に食べれるようにという思いで取り組んだ。自宅で楽しんで食べていただければ」と呼び掛ける。
店舗の営業時間は11時30分~(売り切れ次第閉店)。当面の間、火曜・金曜・土曜のみ営業。