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高田馬場の居酒屋で間借りの「ハタエカリー×浦野珈琲」 「月の数度の楽しみに」

カレーとコーヒーの店「ハタエカリー×浦野珈琲」でコーヒーをいれる浦野枝美さん

カレーとコーヒーの店「ハタエカリー×浦野珈琲」でコーヒーをいれる浦野枝美さん

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 カレーとコーヒーの店「ハタエカリー×浦野珈琲(コーヒー)」が、高田馬場の居酒屋「ニュージャック」(高田馬場2)での間借り営業を3月14日、開始した。

ハタエカリーの「豚挽き肉チーズキーマカリー」と「野菜たっぷりグリーンカレー」

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 「ハタエカリー」のMIKUさん、「浦野珈琲」の浦野枝美さん、2人の取り組み。以前からの友人で、2人で話をしているうちに、一緒にやってみようということに。「ニュージャック」の店主・大石徹さんと客だった浦野さんも意気投合し、間借り営業を始めることになった。昨年10月ごろから不定期で開催していたが、3月から毎月第2第4日曜に定期開催する。

 メニューは月替わりで提供する。「ハタエカリー」の3月は「豚挽(ひ)き肉チーズキーマカリー」「野菜たっぷりグリーンカレー」(1種=950円、2種=1,150円)、大盛りはプラス100円。キーマカリーは、アボカド、ブロッコリー、紫キャベツのマリネ、バーナーであぶったチーズをトッピングする。グリーンカレーはビーガン対応で肉は使わない。

 今月のライスは栄養価が高いとされる古代米を使用。今後、分づき米を使用するなど、カレーに合わせた栄養価が高いライスを選定するという。食材は有機野菜などを中心に選定する。MIKUさんは「オーガニックだけにすると面白みがなくなってしまう部分もあるため、健康志向で美味しいものを追求していきたい」と話す。

 「浦野珈琲」の3月は「中浅煎ブレンド『花時』」「中深煎ブレンド『追憶』」、アイスコーヒー(以上650円)、アイスカフェオレ(750円)など。焙煎士の浦野さんが生豆から厳選、焙煎も自ら行う。コーヒーはネルドリップでいれ、1杯取りで約10分かける。浦野さんは「1杯ずつに向き合い、その時間を大切にしたい」と話す。

 気温、湿度により温度を調整していれるコーヒーには、渋谷区広尾の和菓子店「十(つなし)」のもなか「あわせ果子」を添える。「十」は週1回、1時間半のみの営業で、手に入りにくい和菓子という。コーヒーや豆、もなかの説明を書き留めたコーヒーで染めた和紙の上に載せ、客に提供する。

 カレーとコーヒーのセットは「カレー1種+珈琲(つなし付き)」(1,500円)、「カレー2種+珈琲(つなし付き)」(1,700円)。3月14日はおみやげとして、「浦野珈琲」のドリップコーヒーをつけた。月替わりで仕入れる食材が変わるため価格は毎月変わる。

 MIKUさんは「食材にこだわり、目でも楽しんでもらえるように彩りを意識している。カレーが出てくるのに、彩りが面白いと思ってもらえるとうれしい。食べ物、コーヒーを通して日常の中で感動を提供していきたい。月に数度訪れるような楽しみの時間に選んでいただければ」と話す。

 浦野さんは「これまで自分の好きなことに取り組んできた。タイミングなどもあり好きを貫けるのは一握りだが、後輩からいろいろ相談される世代となり、自分たちの背中を見せられればと思う。コーヒーを入れている時間も含めて、雰囲気を楽しんでいただければ」と話す。

 最新の情報はインスタグラムで確認できる。予約はGoogleフォームで受け付ける。4月は11日、25日の予定。予約は各営業日の1週間前から受け付ける。

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