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高田馬場の「ゲーセンミカド」がクラファン「もう限界で2周目」、翌日800万超え

「ゲーセンミカド」のクラウドファンディング「ゲーセンミカド クラウドファンディング2周目 ~STARTING OVER~」

「ゲーセンミカド」のクラウドファンディング「ゲーセンミカド クラウドファンディング2周目 ~STARTING OVER~」

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 高田馬場のゲームセンター「ゲーセンミカド」(新宿区高田馬場4)が、クラウドファンディング「ゲーセンミカド クラウドファンディング2周目 ~STARTING OVER~」を3月15日に開始し、2時間で400万円、翌日に800万円を超える支援を集めた。

コロナ禍で制作がストップしてしまったという「VTuberミカドちゃん」

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 新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、「ゲーセンミカド」は昨年4月から休業し、クラウドファンディングを実施。「お前ら全員、明日から約一ヶ月間、出禁!!」と告知し、ツイッター上で話題になった。最終的に3,700万円を超える支援を集めていた。

 緊急事態宣言の解除を受け、6月には66日ぶりに営業を再開。11月には4月のクラウドファンディングで取り組むとしていた「ゲーセンミカド×ナツゲーミュージアムin白鳥会館」(新宿区高田馬場4)を3号店としてオープン。ファンからツイッター上で喜びの声が多く寄せられた。

 1月8日から2度目となる緊急事態宣言が発令されると、「ゲーセンミカド」は時短要請に従い、24時までの営業時間を20時閉店に変更。ゲーセンミカドのユーチューブチャンネルで、社長兼高田馬場店長の池田稔さんは「後ろめたい気持ちでお客さんに来てほしくなかった」と複雑な気持ちを明かしていた。

 時短営業を続ける中で客足と売り上げが低下。「平常時の7割減になっている」(池田さん)という。これまでは自己資金で運営を続けてきたが、3月7日で解除予定だった緊急事態宣言が延長されたことで、さらに厳しい状況に追い込まれた。「今回は補償もなく、もう限界の状態」(池田さん)となり、再度クラウドファンディングに取り組むことにした。

 クラウドファンディングでは「TOKYOHEAD2(仮称)発刊支援」「VTuberミカドちゃん開発支援」「ゲーセンミカド存続支援」の3つの柱を掲げる。新型コロナの影響で頓挫している新規事業やゲーセンミカドの存続のために支援を呼び掛けている。

 池田さんは「正直諦めて、ゲーセンミカドを解散しようと思っていた時期もあった。しかし、ゲーセンミカドの無い未来をシミュレーションしたら、とても寂しかった。そう思ってくれる人が一人でもいる以上、ここで諦められない。ゲーセン文化を未来に残す。そのために頑張っていきたい。最後のお願いになるかと思うが、無理の無い範囲でご支援をお願いできれば」と呼び掛ける。

 クラウドファンディングは3月30日まで。

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