高田馬場のカフェオレ専門店「Café au lait Tokyo（カフェオレ東京）」（新宿区高田馬場4）が6月16日、「本格カフェオレカレー」の提供を開始した。

複数のスパイス、牛乳とコーヒーから作るルーが特徴の「本格カフェオレカレー」

　「Café au lait Tokyo」は生活雑貨、オーディオ雑貨などを企画製造するドリームズ（新宿区高田馬場4）が「日本唯一」というカフェオレ専門店として2019年6月にオープン。ミルクや甘味、トッピングを自由にカスタマイズできるカフェオレと、カフェオレに合うよう工夫した食事やスイーツを提供しており、女性を中心に幅広い年齢層から支持を得ている。

　「本格カフェオレカレー」の開発は、スタッフの原田堅伍さんの「カフェオレ専門店として、カフェオレを使ったカレーを作ってみたい」という思いから始まった。試行錯誤の末、昨年9月に最初のレシピが完成。新型コロナウイルス感染症の影響が拡大していた時期だったことから、当時は大々的な公表をせず1カ月間の試験的な提供にとどめた。

　当初は、その斬新さから関係者からの否定的な意見もあったものの、販売を終えると「カフェオレカレーはもうないのか」と復活を望む客からの声も。昨年の「カフェオレカレー」からさらに試作を重ね、満を持しての提供開始となる。

　「本格カフェオレカレー」のカレールーは、水ではなく牛乳とコーヒーから作る。牛肉、タマネギ、マッシュルームを炒め、複数のスパイスを配合する。カフェオレの色や味を残すため、スパイス調合を見直し、さまざまなスパイスで試作した。ライスは香ばしさを出すために、ドリップコーヒーで米を炊いたものを提供する。

　「優しくクリーミーなカレーの味を引き立てる」という辛みや酸味の効いた3種類のアチャール（インドの漬物）も盛り付ける。

　価格は1,080円。380円追加するとカフェオレとセットにできる。原田さんは「少し甘さ控えめなアイスカフェオレと合わせると、いつも以上にカフェオレのおいしさが感じられる」と言う。

　同店に企画から関わるドリームズの清野信廣さんは「最初は不思議に感じ、味の認識に時間がかかるかもしれないが、だんだんと食べるうちにおいしさに気付いてもらえると思う。『本格カフェオレカレー』が好きというスタッフも多い」と話す。

　原田さんは「カフェオレカレーは自分一人で作ったのではなく、多くの人の協力があって生まれたメニュー。他の店では食べられない、カフェオレ専門店ならではの自慢の逸品。多くの人に食べていただけるとうれしい」と思いを込める。

　営業時間は平日＝8時～20時、土曜＝10時～20時、日曜・祝日＝10時～19時。