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早大の展示「ワセダの漫画家たち」にミニライブラリー 卒業生の漫画、手に取って

「ワセダの漫画家たち」で紹介する26人の早大卒の漫画家の作品(提供:早稲田大学歴史館)

「ワセダの漫画家たち」で紹介する26人の早大卒の漫画家の作品(提供:早稲田大学歴史館)

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 「早稲田大学歴史館」(新宿区西早稲田1)で開催中のテーマ展示「ワセダの漫画家たち」に早大卒の漫画家の作品が読めるミニライブラリーが1月21日、設置された。

「早稲田大学歴史館」の展示「ワセダの漫画家たち」に新たに設置されたミニライブラリー

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 同館の常設展示エリアの一つ「聳ゆる甍(そびゆるいらか)」では、早稲田大学の卒業生や関係者の人物像を年に1度、分野を入れ替えながら紹介。これまで政治、文学、建築をテーマにしてきた。昨年9月からは漫画をテーマに「ワセダの漫画家たち」を開催している。

 早大出身の26人の漫画家を取り上げており、作品の原画やイラスト、単行本、雑誌の付録などを展示する。「ミニライブラリー」は展示の一環で、「聳ゆる甍」前の廊下に設置した。1月25日時点で17人約230冊をそろえ、手に取って読むことができる。

 収蔵するのは、けらえいこさんの「あたしンち」や岡野剛さん作画の「地獄先生ぬ~べ~」、水沢めぐみさんの「姫ちゃんのリボン」、カトリーヌあやこさんの「いきなりミーハーシリーズ」、さそうあきらさんの「ミュジコフィリア」、井浦秀夫さんの「刑事のゆがみ」、植芝理一さんの「謎の彼女X」、松本勇祐さんの「幼軍隊」、岸大武郎さんの「レアリム」、近藤信輔さんの「忍者と極道」、かまちよしろうさんの「犬サブレ」、園山俊二さんの「ギャートルズ」、東海林さだおさんの「丸かじりシリーズ」、すがやみつるさんの「ゲームセンターあらし」、星崎真紀さんの「ひみつな奥さん」、ラズウェル細木さんの「酒のほそ道」など。帯出はできない。

 「早稲田大学歴史館」の学芸員・Chang Boyeさんは「ミニライブラリーの漫画は、今回の企画のために集めたもの。漫画を実際に見てもらうことで内容にも触れていただければ」と呼び掛ける。

 開館時間は10時~17時。水曜、祝日休館。2月は入試の実施にともない変則的な開館となっている。入場無料。テーマ展示「ワセダの漫画家たち」は8月7日まで開催。作品保護のため、会期中に作品の入れ替えを行う。

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