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小滝橋にビストロ「旅×DINING ROUTE ZERO」 手作りの「レンチンしないファミレス」

「旅×DINING ROUTE ZERO」船長の北中知己としんちゃん(右から)

「旅×DINING ROUTE ZERO」船長の北中知己としんちゃん(右から)

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 小滝橋交差点にビストロ「旅×DINING ROUTE ZERO」(新宿区高田馬場3)が移転オープンして半年がたった。

「ルパン三世 カリオストロの城」に登場するメニューを再現した「自家製ミートボールのボロネーゼ」

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 「船長(キャプテン)」として店に立つ店主の北中知己さんは、銀座コリドー通りの飲食店でマネジャーとして勤めた後、「多様な価値観に触れ、自分の中の『あり得ない』と思うことをなくす」ために世界一周旅行を経験。約400日の旅を終えた後、2017年に銀座で「旅×DINING ROUTE ZERO」をオープンした。

 近くの大手企業に勤める若者から支持を得て、「近くで働いている人同士が友達になれるような店」(北中さん)だったが、コロナ禍で都心立地の地下店舗だったこともあり、大きな影響を受けた。活路を見いだすため、2020年11月に新宿駅東南口に移転。その後も模索を続け、近くに住む人に来てもらえるような店にするため、昨年11月11日に現在の場所に再度移転した。

 高田馬場は、北中さんが18歳まで過ごした場所。北中さんは「知っている店がだいぶなくなってしまい、戻ってきて浦島太郎になった気分だった」と話す。高田馬場駅、東中野駅、落合駅、下落合駅、大久保駅と複数の駅に囲まれる立地ということも決め手になった。

 店のコンセプトは「旅」。北中さんは「新しいことに挑戦することは旅をすることによく似ていて、すごくワクワクする。世界一周の中で感じたことを店づくりにも反映したい」と話す。「旅が好きな人たちや、何かにチャレンジする人たちのたまり場になってほしい」とも。

 「レンチンしないファミレス」(北中さん)というメニューは、家族連れでも楽しめる手作り料理をそろえる。看板メニューは北十勝ファームの短角牛を使うスパイスカレーやハッシュドビーフ(以上968円)、「テイクアウトしてもおいしく食べられるよう」にと生パスタを使う「自家製ミートボールのボロネーゼ」(1,078円)、「キャベツとチキンのアンチョビクリーム」(1,188円)など6種類のパスタメニュー。

 温かいおつまみ4種、冷たいおつまみ9種、アヒージョ3種、揚げ物4種などを用意するほか、時期ごとのお薦めメニューも用意する。ドリンクはヒューガルデンの生ビール(660円)、コロナ、ハイネケン(以上748円)、ハイボール4種、焼酎割11種、カクテル8種、ソフトドリンク12種などを用意する。

 北中さんは「食べるもよし、飲むもよし。食べるなら、ご飯ものと生パスタがお薦め。もちろんガンガン飲むのも大歓迎だし、いろんな使い方をしてもらえれば」と話す。

 営業時間は19時~翌3時(土曜・日曜・祝日は18時~)。月曜定休。

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