学ぶ・知る

「コーダー道場」が国際サミット報告会 「子どもとAI教育のこれから」をテーマに

報告会参加者

報告会参加者

 「CoderDojo Japan(コーダー道場ジャパン)」(新宿区高田馬場1)が7月31日、ラズベリーパイ財団主催の国際サミット「Raspberry Fields」参加報告会を開いた。

CoderDojo Japan理事の宮島衣瑛さん

[広告]

 「Raspberry Fields」は、ラズベリーパイ財団が主催する、世界各地のパートナー法人や支援財団などが一堂に集まる国際サミット。

 コーダー道場は、2011(平成23)年にアイルランドで始まった国際的な非営利活動で、子どもたちを対象とする無料のプログラミング道場。国内では200以上の拠点があり、各地で毎年1200回以上開催され、年間7000人以上の子どもたちが楽しみながらさまざまな作品作りをしている。

 同サミットは、6月30日から7月2日まで英国ケンブリッジ大学ホマートン・カレッジで開催され、45国から約200人が参加。CoderDojo Japanも公式パートナー法人として招待を受け、理事の宮島衣瑛さんが参加して、世界中のCoderDojoコミュニティーや関連財団・教育関係者などとAIの導入が教育に与える影響や課題について対話を行い、日本国内の活動や動向などについて共有したという。

 プログラミング教育をはじめとするコンピューターと教育について実践、研究を行っている宮島さんは「日本では、生成AIをどう使うかという議論が先行しすぎていて、なぜ使うのか、使うことによって子どもの学びがどう変わるのかといった観点での議論が積み上がっていない。教育は技術的なアプローチだけでなく、何が良い教育なのかという規範的なアプローチも合わせて考えていかなければならない。今回のサミットで、技術を理解している人たちと共に教育の規範的な側面について議論できて良かった」と話す。

 報告会には、各地のコーダー道場の運営者のほか、教職員、起業家、技術書執筆者などが参加。宮島さんが話題提供し、参加者との間で活発な意見交換を行った。宮島さんは「私の中にも答えがあるわけではない。今は世界中が一斉に答えを求めて議論を始めている段階。日本でも同じような議論をする場が増えるといい。報告会はその一歩になったのではないか」と期待を込める。

 報告会の様子はCoderDojo Japanのユーチューブチャンネルで公開している。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
ALL