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西早稲田の水稲荷神社、9年ぶりに宮みこし渡御 早大の早稲田キャンパスにも

大隈重信像周辺を練り歩く水稲荷神社の宮みこし

大隈重信像周辺を練り歩く水稲荷神社の宮みこし

 水稲荷神社(新宿区西早稲田3)の例大祭が9月12日、13日に行われ、9年ぶりの宮みこし渡御に周辺エリアは盛り上がりを見せた。

大隈記念講堂前での記念撮影の様子=西早稲田の水稲荷神社、9年ぶりに宮みこし渡御

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 同神社は941年に創建され、1963(昭和38)年に早大と土地交換を行い、早稲田キャンパス9号館付近から現在の場所に移転。境内には早大創設者の大隈重信が日々拝礼したという末社「北野神社」もあり、早大とも縁が深い。現在の宮みこしは「大隈重信が発端となり、集まった社務所建造のための寄付に余剰があり、それを原資に制作され、1922(大正11)に初めて巡行した」(水稲荷神社)という。宮みこしの渡御は3年ごとに行われていたが、新型コロナなどの影響で今回9年ぶりとなった。飾り綱を氏子や地域の企業の協力により新調した。

 両日にわたり、各町会では神酒所を開き、12日には子どもみこし巡行と山車町内巡行があった。13日は8時に宮みこしが宮出しされ、新宿区の無形民俗文化財に指定されている「戸塚囃子(ばやし)」を戸塚囃子保存会が演奏しながら先導した。

 西早稲田交差点から早稲田通りを東に進み、9時ごろには早大の早稲田キャンパス前に到着。早稲田キャンパス内を練り歩いて、宮みこしを大隈重信像の周辺まで担ぎ入れた。道中の高張りちょうちん持ちを現役早大生が担ったほか、早稲田キャンパス内では、宮みこしを早大生や卒業生、職員が中心となって担いだ。

 その後、各町会の神酒所を訪ねながら、午前は大隈通り商店会を抜け、新目白通りへ。午後は甘泉園公園北西部から西早稲田3丁目を早稲田通りまで抜け、西早稲田交差点へ向かい、16時30分ごろ、水稲荷神社に戻った。当日は、町会関係者、早大関係者、「神輿(みこし)同好会」600人超が参加した。地元の人からは「早大生がいつも以上に多くて、とてもうれしかった」との声も聞かれた。13日は、子どもたちが化粧をして伝統衣装をまとい練り歩く稚児行列も行われた。

 参加した「早稲田大学男子チアリーディングチーム SHOCKERS」に所属する村松龍之介さんは「いつもお世話になっている店の方に誘われ、サークルの公演が1週間後ということもあり、験担ぎで参加させてもらった。前の宮みこしの時、自分はまだ中学生だったが、サークルの先輩の皆さんが担いでいたと聞いていたので、新鮮な気持ちになれた」と話す。

 西早稲田3丁目に拠点を構える「日本空手松涛連盟」事務局副局長の牧田拓也さんは「初めて参加させてもらったが、地元の祭りとリズムのかけ声も違って、新鮮な気持ちだった。新宿区内でこんなに人が集まり、地域を盛り上がっているのは、素晴らしいこと。同じ地域で仕事をさせてもらっている一人として、地域のために何ができるのか今後も考えていきたい」と話す。

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