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早大で田中愛治総長、最後の卒業式・学位授与式 「ラブジ」の愛称で親しまれ

退席しながら卒業生らに手を振る田中愛治総長

退席しながら卒業生らに手を振る田中愛治総長

 早稲田大学の学部卒業式、大学院学位授与式が早稲田アリーナ(新宿区戸山1)で9月19日、開かれた。

校歌斉唱の様子=早大で田中愛治総長、最後の卒業式・学位授与式

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 春の卒業式と異なり、外国人留学生の比率が高くなることも特徴の秋の卒業式。式典では、式辞や修了証書を手渡される際に、会場から声援があったり、出身国の衣装を着る参列者の姿が見られたりした。学士802人、修士456人、修士専門職94人、博士96人が「早稲田の杜(もり)」を巣立った。

 早大の田中愛治総長は2期8年の任期を満了し、9月20日に退任。「ラブジ」の愛称で学生たちからも親しまれた田中総長にとって、最後の卒業式、大学院学位授与式となった。式典で田中総長は、自身が提唱してきた3つの基本理念「たくましい知性」「しなやかな感性」「ひびきあう理性」に触れ、「卒業後も時々は母校に帰ってきてください。その時は、今よりも輝いている早稲田で、今よりも輝いている皆さんとお会いしましょう」とお祝いの言葉を送った。

 同じく、9月20日で退任した早大の卒業生組織「早稲田大学校友会」代表幹事の萬代晃さんは、1885(明治18)年に校友会が発足した歴史に触れ、「日本はもとより、世界中のありとあらゆる分野で校友が活躍しており、その多様性が早稲田の活力であり、誇り。皆さんが実社会で活躍される中で、人材の宝庫、早稲田大学校友会の組織とネットワークを活用してほしい」と呼びかけた。

 政治経済学部を卒業した小島健晴さんは「卒業式を終え、入学式の時のことを思い出した。あのときは『これからどんな時間を過ごすのだろう?』というわくわくした気持ちが強かった。今は、その答え合わせをしているような気分。卒業して社会へ出て、また新たな場所へ行くことの喜び。濃密な4年間を過ごした早稲田から離れなければいけない寂しさ。うれしかったことも、悲しかったこともたくさんあった大学生活だったから、早稲田で過ごした時間についてすぐ答えを出すことはできないが、今は早稲田大学を卒業できたことを誇りに思う」と大学生活を振り返った。

 式典の後、田中総長は卒業生たちに手を振りながら、会場内を歩いて退席。手を振り返す卒業生が見られたほか、会場後方に座っていた卒業生からは「ラブジ」「ありがとう」などの声が田中総長に送られた。

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