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カツ丼発祥の地、早稲田の専門店「奏す庵」が限定コースメニュー 定番化も検討

早大通りにあるカツ丼専門店「奏す庵(そうすあん)」の外観

早大通りにあるカツ丼専門店「奏す庵(そうすあん)」の外観

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 早大通りにあるカツ丼専門店「奏す庵(そうすあん)」(新宿区早稲田鶴巻町、TEL 03-6302-1648)が限定コースメニュー「夜のカツ会席」を、6月13日~15日に提供した。

「夜のカツ会席」で提供した「特製エビカツ」としいたけとズッキーニの「野菜揚げ」

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 カツ丼は、早稲田にあった洋食店がウスターソースを付けて丼にしたものを1913(大正2)年に発表したことが起源とされている。同店が提供する「ワセカツ!」はそのオマージュ。「薄いトンカツ」「早く仕上がる」「ソースに浸す」のが特徴。カツ丼が生まれた早稲田で、ソースカツ丼を提供したいとのオーナー森武彦さんの思いから、現在の場所に店を2016(平成28)年に構えた。

 限定コースメニュー「夜のカツ会席」は、5月12日に開店3周年を迎えたことを記念して企画。通常営業ではカツ丼が中心のメニューだが、「夜にグループで来店し、酒を飲みたいというニーズが根強い。それに応えるために、てんぷら屋のコース料理をイメージし、カツ丼専門店らしさを追及した」(森さん)という。

 コースは、アミューズの「福井梅」、前菜の「自家製チャーシュー」「おつまみポテトサラダ」、シイタケとズッキーニの「野菜揚げ」、海鮮揚げの「特製エビカツ」、サラダC、カツの「メンチ」「みすじ」「ヒレ」、ご飯、豚汁、香物(こうのもの)、フルーツとシャーベット。想定価格2,500円のところ、特別価格の1,500円で提供した。今後、客の反応なども踏まえ、「レギュラーメニュー化も検討していく」という。

 森さんは「一般的にソースカツ丼と呼ばれる丼飯は、カツ丼と呼ばれ全国で親しまれている卵でカツをとじた丼飯よりも歴史が古く、実は全てのカツ丼のルーツともいわれる。そんなソースカツ丼の専門店を発祥の地である早稲田で開店して、多くのお客さまに支えていただき3周年を迎えることができた。これからも地域の店として愛されるように頑張っていきたい」と笑顔で話す。

 営業時間は、ランチ=11時~15時、ディナー=17時~22時、火曜・水曜定休。弁当はウーバーイーツでも取り扱う。

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