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西早稲田の中国茶とスイーツの店「甘露」が焼き菓子セット 中秋節に合わせて

西早稲田の中国茶カフェ「甘露」の外観

西早稲田の中国茶カフェ「甘露」の外観

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 西早稲田の中国カフェ「甘露」(新宿区西早稲田3)が、10月1日の中秋の日に合わせて、焼き菓子の「中秋限定セット」の販売を行う。

西早稲田の中国茶カフェ「甘露」の「中秋限定セット」

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 「甘露」は中国茶器にポットで足し湯をしながら楽しむ中国茶と薬膳スイーツのカフェとして、2018(平成30)年オープン。新型コロナウイルスの感染拡大防止のための、東京都の外出自粛要請をきっかけに、当初の予定を前倒してECサイトを立ち上げ、焼き菓子と中国茶の通販を始めた。売れ行きは順調で、焼き菓子は出店から数時間で完売することが多いという。7月には工房を新設して焼き菓子の試作と製造の体制を整えた。

 「中秋限定セット」について、店主の向井さんは、「日本ではススキと団子を月にお供えして中秋の名月をめでるが、中国では中秋節に月餅を贈るという習慣がある。焼き菓子工房を新設したこともあり、中秋に合わせて新作の焼き菓子9点をセットにして販売することで中国の文化に触れてもえればと考えた」と言う。

 セットには、肉でんぶ入りやハスの実あん入りにアレンジした「蛋黄酥(だんふぁんすぅ)」、金華ハムとナッツなどが入った「火腿五仁餅(ふぉとぅい うーれんびん)」、トウガンの砂糖漬けと椰蓉(ココナツ)入りの「伝統老婆餅(らおぽーぴん)」などの焼き菓子が入る。

 向井さんは「食べたことがないものを食べるという体験には、知的好奇心をくすぐる驚きや楽しさがある。そんなことが国を超えた相互理解につながっていくことを、この店を通して実感してきた。お菓子を通して、中国文化への理解が少しでも進めば」と、ほほ笑む。

 同店では、できる限り現地の味を忠実に再現しながらも、日本人の味覚に合わせてラードの代わりにバターや植物油を使うなどの工夫で、日本人が食べても中国人が食べてもおいしいと感じるスイーツを目指す。

 中秋セット(4,320円)は、甘露オンラインストアのみで販売。別途送料が必要。9月1日19時から販売開始、10月1日の中秋に合わせて発送する。

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