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高田馬場の居酒屋 「うに刺し」食べて北海道支援、売り上げの一部を被災地に寄付

北海道産の食材を持つ「産直屋 魚渋 高田馬場店」の三浦さん、坂本さん(前列左から)、関口さん、原田さん、石井さん(後列左から)

北海道産の食材を持つ「産直屋 魚渋 高田馬場店」の三浦さん、坂本さん(前列左から)、関口さん、原田さん、石井さん(後列左から)

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 高田馬場を中心に居酒屋を展開するプラスフードシステム(新宿区高田馬場2)が今月いっぱい、北海道産「無添加うに刺し」(1,900円~)、「うに屋のTKG」(1,400円)の売り上げの30%を北海道胆振東部地震の被災地に寄付する取り組みを行っている。

同社が提供している北海道産「無添加うに刺し」

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 対象となる店舗は高田馬場にある「うに小屋 高田馬場店」「日本酒バル うに小屋」(以上、豊島区)、「あげ屋 高田馬場本店」(新宿区高田馬場4)、「魚渋 高田馬場店」(高田馬場2)と「うに小屋 渋谷店」「ゆっけ小屋 渋谷店」(以上、渋谷区)の6店舗。

 同店では型崩れ防止のためにミョウバンを使う一般的な「箱うに」ではなく、「塩水うに」を提供する。「塩水うに」は、ミョウバンなどの食品添加物を一切使わず、海水と同じ塩分濃度の殺菌された塩水に浸すことで型崩れを防ぎながら輸送されたウニのこと。

 「主な買い取り先が高級すし店になるような品質のウニで、仕入価格は1キロ当たり3~5万円。多くの方に本物のウニを味わっていただきたいと、このウニの10~12貫分を原価率は80%の2,900円で提供している。仕入れ先との長年にわたる信頼関係で、この価格と安定供給が実現できている。当日便で空輸したウニを専門店として大量に販売することにより、いつでも完全無添加の新鮮なウニが提供できる」という。

 震災が発生した9月6日は木曜ということもあり、市場には多くの食材であふれていたが、地震や停電の影響でその多くが行き場を失ってしまったという。一部は廃棄せざるを得ず、生産者や卸業者に経済的な負担が発生した。

 ウニをはじめ多くの食材を北海道から仕入れている同社。今回の震災では、東日本大震災での自社の経験から、現地の経済活動を止めないためないことが第一と考え「北海道の食材を購入し続け、店舗で提供すること」をいち早く決定した。新千歳空港の再開もあり、同店では9月9日から被災地支援の取り組みを展開。ウニの他にも秋刀魚、イクラ、白子、野菜などの北海道産食材を通常の3倍の量を仕入れているという。

 同社の勝俣賢治社長は「この地震で弊社にできることは、これまで以上に北海道の食材を買い続けてお客さまに提供して食べてもらうこと。当たり前かもしれないが、経済活動を止めてしまわないことがとても重要。皆さまはウニをおいしく食べてください。それが東京に居てできる、あなたと弊社にできる支援。震災から時間が経過し、徐々に元の状態に戻りつつあるようだが、まだ震災前の状況には戻ってないと聞く。皆さまの理解と多大なる協力をよろしくお願いします」と呼び掛ける。

 価格は全て税別。

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