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早大で記念展「大隈重信-後世に残した言葉」 「これからを考えるヒントに」

「没後100年記念展 大隈重信-後世に残した言葉」の会場の様子

「没後100年記念展 大隈重信-後世に残した言葉」の会場の様子

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 「没後100年記念展大隈重信-後世に残した言葉」が現在、「早稲田大学歴史館」(新宿区西早稲田1)で開催されている。主催は早稲田大学文化推進部文化企画課。

「没後100年記念展 大隈重信-後世に残した言葉」に展示されている大隈重信の衣服

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 今年の1月10日に迎えた早稲田大学の創設者・大隈重信の没後100年を記念して開かれている同展。大隈の生涯を振り返るとともに、当時の人々に残したメッセージなどを紹介する。今回は「言葉」にこだわり、従来の大隈展とは異なる視点で企画した。

 同展では、早大の図書館などが収蔵する大隈の書籍から引用した約30の言葉を壁面とスクリーンで紹介。引用元の書籍のほか、略年譜、付随する資料として、大隈の銅像4体や大隈の国民葬に関するパネル、芝居や演劇の脚本なども展示する。

 紹介している書籍は全て、早大の図書館で読むことができる。シアタールームでは1963(昭和38)年に公開された大隈の生誕125周年を記念した映画「巨人大隈重信」を上映する。

 「早稲田大学歴史館」学芸員のチャン・ボイェさんは「新型コロナの影響で不安な気持ちになったり、迷ったりしている若い人が多いと感じていた。これからどうしていけばいいかを考えるヒントになればと今回の展示を企画した。通常と異なるキャンパス生活を送っている学生やこれから社会人になる人、早大を目指す高校生など若い人にも見てもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は10時~17時。水曜・祝日休館。入場無料。4月17日まで。

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