謎解きイベント「しんじゅく謎解きワールドタウン～未来（ミキ）と未知（ミチ）の時間旅行～」が現在、高田馬場の街などを舞台に行われている。主催は新宿未来創造財団（新宿区大久保3）。

謎解きキット（冊子）＝レガス新宿が高田馬場などの街を会場に謎解きゲーム

　同イベントは、昨年行われた「しんじゅく謎解きワールドタウン『未来からの調査依頼』」に続く第2弾。謎解きスポットに指定されたさまざまな国の文化を感じられる店や施設を巡ってもらうことで、外国人住民が多い新宿の多文化をより身近に感じてもらおうと企画した。謎解きには、オリジナルキャラクターの未来から来た少女ミキと弟のミチを助けるというストーリーがあり、昨年のストーリーからの連続性があるが、昨年プレーしていなくても楽しめるという。所要時間は3時間から半日を想定。参加には謎解きキットが必要になる。

　今回は子どもや親子層により気軽に参加してもらおうと、参加費を無料にした。各スポットの謎を解くと、関連する内容のコラムをウェブで読めるようにするなど、学習的な要素も増やした。

　舞台になるエリアは高田馬場・大久保と四谷の2つに分かれており、両エリアのいずれかから何度でもチャレンジできる。謎解きスポットを訪ね、両エリアをクリアし、最後の謎を解いたキットを引き換え場所に持参すると、特製アクリルキーホルダーを進呈する。高田馬場・大久保エリアでは、正解者を対象に「漱石山房記念館」（早稲田南町）が観覧料を割り引く。

　謎解きキットの配布および景品引き換え場所は「漱石山房記念館」のほか、「新宿コズミックセンター」（大久保3）、「新宿歴史博物館」（四谷三栄町）。謎解きキットの配布場所はJR高田馬場駅のほか、JR新宿駅、JR四ツ谷駅など。

　新宿未来創造財団地域･子ども部地域交流課長の桑島祐介さんは「文化のエッセンスが凝縮された店や施設の謎解きスポットが肝心なところで、選定には多くの時間を割いた。新宿在住の人でも訪れたことがないスポットもあると思うので、このイベントをきっかけに、新宿の街を回遊して雰囲気を感じてもらえたら」と呼びかける。

　12月10日まで。景品の引き換えは12月28日まで。