「早稲田大学・慶応義塾大学応援部合同応援デモンストレーション（以下、早慶合同デモスト）」が早稲田大学早稲田キャンパスで5月26日、開催された。

早稲田大学応援部の皆さんとマスコットキャラクターの「わーおくん」

　早慶合同デモストは週末に東京六大学野球連盟が主催する「春季リーグ戦」での早慶戦を前に行われる恒例行事。早稲田大学応援部と慶応義塾大学應援（おうえん）指導部が両校の健闘にエールを送ると共に、早慶戦への参加を呼びかける。新型コロナの影響で昨年、一昨年は対面で開催されておらず、3年ぶりとなる。5月25日には慶応義塾大学日吉キャンパス中庭でも開催した。

　慶応義塾大学応援歌「若き血」、早稲田大学第一応援歌「紺碧（こんぺき）の空」で幕を開けた早慶合同デモスト。恒例の「学生注目」や両校にエールを送り合う「勝つぞ早稲田」「頑張れ慶応」、慶応義塾大学チャンスパターンメドレー｢絶対勝つぞ慶早戦｣、早稲田大学応援曲メドレー｢みんなで行こう早慶戦｣に加え、定番の応援曲メドレーなどを行い、早慶戦への参加を呼びかけた。

　昼休み中、多くの学生が注目する中で行われた。3年ぶりということもあり、初めて早慶デモストを見る学生も。新型コロナ対策として、観客には発声を控えてもらい手拍子での参加を呼びかけたほか、全部員がマスクを着用してパフォーマンスを行った。

　早稲田大学文化推進部が主催するイベント「Museum Week 2022」の一環として、事前に収録した早慶デモストをユーチューブで配信している。5月28日、29日に開催される早慶戦では外野指揮台が設置され、3年ぶりに外野での観戦、応援が可能となる。外野席は当日販売のみ。

　早稲田大学応援部の齋藤巽主将は「無事に開催でき、たくさんの人に見てもらえてうれしい。早慶戦にも足を運んでもらい『応援っていいな』と思ってもらえるきっかけになれば。順位が確定してしまっている中での早慶戦になるが、『慶応だけには負けられない』ということを全部員にも伝えてきた。気持ちを燃やし、なんとか強い慶応に一泡吹かせたい」と意気込む。