西早稲田にあるグルメバーガー専門店「Magari Burger ROUTE66（以下ROUTE66）」（新宿区西早稲田3）が5月15日、季節限定の「甘夏バーガー」の提供を始めた。

西早稲田のグルメバーガー専門店「ROUTE66」の看板メニュー「ビスマルクバーガー」

　3月9日に西早稲田にオープンした「ROUTE66」は、イタリアンバル「ブイプラス」の昼の時間帯を間借りし営業している。同店のパティには、肩ロースの希少部位であるアメリカンビーフのザブトンを使用。脂やスジを手作業で取り除き、細かく切り刻むハンドチョップが特徴で、つなぎを一切使わない。店主の日比野健太さんは「ステーキを食べているような肉々しさを味わってもらいたい」と話す。

　日比野さんは、スペインバルで働き始めたことで「食」に興味を持ち、食べ歩きをする中でグルメバーガーに出合った。さまざまなグルメバーガー専門店に足を運んだり、インターネットで調べたりして、独学で研究していったという。西早稲田を選んだ理由として、「費用が安かったこと、近くに住んでいたこともあり高田馬場周辺になじみがあり、安心感もあった」と話す。吉野家ホールディングスの「シェアレストラン」を活用した。席数はカウンター7席。

　季節限定の「甘夏バーガー」は、フルーツとパティの相性が良いことから考案したメニュー。マスカルポーネチーズとマーマレードも使用する。日比野さんは「甘酸っぱさとほろ苦さと爽やかさを味わってもらいたい」と笑顔で話す。甘夏バーガーは6月中旬には提供を終了する予定。1,450円。

　ハンバーガーソースは、バーベキューソース、サウザンアイランドソース、ケチャップソースの3種。メニュー、スタンダードバーガー（1,250円）、牛すじチーズバーガー（1,400円）、パイナップルバーガー（1,300円）、ビスマルクバーガー（1,550円）などを用意する。ソフトドリンクやハンバーガーへのトッピングも用意し、テークアウトにも対応する。ハンバーガーの付け合わせには、ザブトンを精肉する過程でできる牛すじを提供する。

　日比野さんは「名物があるというのもよいが、たくさんのメニューから選んでもらえる楽しさを提供できれば。これからも季節のフルーツや野菜を使った限定メニューに取り組んでいきたい」と話す。「地元のお客さんやグルメバーガーが好きな人にも食べていただきたい。将来的には、間借りではなく自分のお店を持てれば」と意気込む。

　営業時間は11時～14時（火曜は16時まで）。月曜、水曜定休。