新宿区の戸塚地域センター（高田馬場2）で「第11回 戸塚地域センターまつり（以下センターまつり）」が9月18日、開催される。

3年前に開催された「戸塚地域センターまつり」の様子 その1

　地域センターは地域の人のコミュニティー活動や情報交換、憩いの場として利用できる施設で、新宿区内に10施設ある。戸塚地域センターは10番目の地域センターとして、2010（平成22）年2月にオープン。新宿区の戸塚特別出張所、会議室、集会室などのほかに、隣接する神田川に生息する魚や生物を観察できる大型水槽などもある。

　センターまつりは、施設オープンから毎年9月の第3日曜に開催してきたが、新型コロナの影響で過去2年は中止になっていた。地域住民などからの「祭りを開催してほしい」という声もあり、3年ぶりの開催に向けて準備が進められている。

　これまでは7階にある多目的ホールで演奏やダンスなどの舞台発表を行ってきたが、密を回避するために取りやめる。代替企画として、10時から高田馬場駅前のロータリー広場で、戸塚交通少年団鼓笛隊の演奏などによるオープニングセレモニーを行う。その後、戸塚地域センターまでパレードする。

　地上7階建ての建物全体を使って開催する。地域団体などの協力を得て、ボッチャ、体力測定、くじ引き、縁日、福祉団体によるパン、クッキーなどの販売、防犯防災ビデオの放映などを行う。清掃、地域猫、防災、交通、消費生活などに関わる団体のPRコーナーも設ける。

　隣接する神田川親水テラスでは、こいのぼりの川流しと新宿消防署戸塚出張所の協力による放水体験と消火器訓練を行う。こいのぼりの川流しに参加するためには、長靴かマリンシューズの持参が必要。

　戸塚地域センター管理運営委員会の稲葉茂事務局長は「コロナ禍ということもあり、感染症対策もしながら、時間を短くしての開催となる。普段、地域センターを利用していない方にも施設を知ってもらえる機会にしたい。参加してもらえれば」と呼びかける。

　開催時間は10時～13時。